繊維Basfiber®の耐アルカリ性潤滑剤KV-13、KV-42、およびKV-41は、建設用に特別に開発されています。これらの種類の潤滑剤には優れた耐アルカリ性があり、建設の補強材や他の複合材料の製造に使用されるコンクリートや各種樹脂にぴったりです。
高い耐アルカリ性に加えて、これらの種類の製品には、Eガラスよりもはるかに高い機械的性質があり、それでいて他の耐アルカリ性繊維と比べるととてもお手頃価格です。
すべての上記の優位性により、建設市場で一般的に使用されているあらゆる耐アルカリ性繊維よりも良く、安い代替繊維になっています。
応用
カメンヌイ・ヴェク(Kamenny Vek)社は、建物や道路の建設のための幅広い製品を取り揃えております。
玄武岩(バサルト)繊維Basfiber®の優位性
現在、複合材料は建設市場において、鉄鋼に替わってきています。補強繊維の中でもBasfiber®繊維は、その比類なき性質によって、代替の最適な選択です。
鉄鋼との比較:
Eガラスとの比較
補強コンクリートは、従来型の建設資材です。鉄筋は、この応用において、より普及している補強材ですが、玄武岩(バサルト)繊維がこの目的で使用されることが増えてきています。
玄武岩(バサルト)繊維からつくられた補強材は、エンジニアリング構造、特に腐食環境において、耐久性を向上させます。
技術:
玄武岩(バサルト)繊維強化材は、ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂を使用した引抜成形および巻きたてプロセスの組み合わせで、高品質の玄武岩(バサルト)繊維からつくっております。
補強材特性 | Basfiber® | Eガラス | 鉄鋼 |
補強材10mm引張強さ、MPa | 1700 | 1300 | 550 |
引張弾性率、GPa | 45~55 | 40~46 | 200 |
熱伝導率、W/(m*K) | <0,5 | <0,5 | 60 |
密度、g/cm3 | 2,2 | 2,3 | 7,85 |
引抜成形支持形材は、橋と建物の建設で広く使用されています。
当社は、引抜成形用に特別に開発された高耐久ロービングを製造しています。この製品には高いテックス、低い異長性、耐アルカリ性潤滑剤があります。
補強材および引抜成形形材の製造用標準製品Basfiber®
低い異長性の撚りロービングまたは直接ロービング、17~22ミクロン、2000~4800テックス、内巻、耐アルカリ性潤滑剤KV42(エポキシ・マトリックスと適合)またはKV41(ビニルエステル樹脂、ポリエステル樹脂と適合)。
外壁補強に玄武岩(バサルト)単方向布、二軸織物、三軸織物を使うことは、古い建物や橋を強化する、また建設業界で耐震性を確保する、収益性と信頼性の高い手段です。
玄武岩(バサルト)補強グリッドの用途は、アスファルトの寿命を延長するための一般道および高速道路の補強です。車の往来の激しさ、コンクリートの経年硬化、温度のサイクル変化などで生じる、アスファルトコンクリート舗装の亀裂を抑えることで、寿命をのばすことができます。
合成材料を使用したときとは異なり、舗装の標準温度によって玄武岩(バサルト)グリッドが強度損失や変形を起こすことはありません。
Basfiber®は、低温に対する耐久性により、合成材料よりはるかに優れています。これは北部地域の道路や高速道路には極めて重要です。
この応用において、短繊維は、セメント・パネルまたはコンクリートの耐薬品性、耐衝撃性、亀裂に対する強度を向上させる、効果的な手段です。
セメント用のBasfiber®繊維は、特別な潤滑剤を使ってつくられています。これにより、異なる種類のコンクリートとの適合性、高い耐アルカリ性、軽い撹拌が確保されます。
玄武岩(バサルト)繊維で補強されたコンクリートは、橋、高速道路、住居建造物、海洋構造物、トンネルの寿命を延ばすことができます。
技術:
本応用のBasfiber®標準品
スプレーアップ・吹きつけ用:連続ガン・ロービング、13~17ミクロン、潤滑剤KV-15。
プレミックス技術用:モノフィラメント直径17~19ミクロン、長さ6~50mmの短繊維、潤滑剤KV-05/1(親水性)入り湿式短繊維、耐アルカリ性潤滑剤KV-13(親水性)入り乾式短繊維。